今回はアマネム についてです。「究極の隠れ家」と称され、世界中の旅行者が一生に一度は滞在したいと願う「アマンリゾート」

東南アジアを中心に、世界20ヵ国、31つの施設を持つアマンですが、その中で唯一天然温泉を持つアマンリゾートがこの「アマネム」です。日本の伝統家屋特有の美しい瓦屋根が圧巻です。

2014年に東京・大手町に「アマン東京」が開業し、日本での2件目のアマンがこの「アマネム」です。

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アマネムは三重県の伊勢志摩国立公園内の 英虞(あご)湾沿岸に位置します。

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自然との調和とはかり、プライバシーを重視して、地域性を存分に活かした独自のサービスとホスピタリティをゲストに提供するのがアマンのフィロソフィーです。アマネムはアマンが世界のリゾートとして培ってきた贅沢な雰囲気を凝縮したようなホテルです。

今では多くの高級ホテルが同様のコンセプトを取り入れていますが、アマンをモデルにしていることも多々あります。どこが真似してもアマンはユニークネスがあり、卓越した存在。他のホテルグループを寄せ付けません。

なおホテルの名前「アマネム」は、サンスクリット語の”平和”を意味する「AMAN(アマン)」と、日本語で”歓び”を表す「NEMU(ネム)」から命名されたものです。

アマンを知っている方で、「アマン東京」にちょっとがっかりしてしまった方も少なくないと思いますが、アマネムはアマンリゾートらしく本当にゆったりと贅沢な空間、時間が流れています。


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アマネムのスイートとヴィラ

アマネムは24室のスイートと4棟の2ベッドルームヴィラが半島の高台に点在しています。広大な緑と空と海に恵まれ、入江の合間に真珠いかだが浮かぶ美しい英虞湾の絶景を望みます。

アマネムの料金はスイートで150,000円〜(プラン利用)ヴィラは450,000円〜(ヴィラはあまりプランには登場しません。)

すべてのスイートとヴィラに天然温泉が引かれており、もちろん源泉かけ流しの温泉で蛇口からも温泉が出てきます。

アマネムのお部屋は、白木造りの落ち着いた色合いで、窓の外の自然になじみ安らぎを感じます。和紙の障子など、自然とともに呼吸し、変化する日本素材を多用していて、季節や気候、自然の変化を部屋からも敏感に感じ取れるような柔らかな空間です。

アマネムは心と体を解き放つことができる空間の心地よさだけを追求したお部屋はもちろん、プライベートな要望も喜んで叶えてくれるアマンクオリティがあります。

すべての部屋はビューバスで、お風呂から外の景色が楽しめます。またスイート・ヴィラともに広々としたベランダが付いています。インターネットは無料、アマネム内のプール、フィットネスも無料です。

アマンらしい豊かな設備としては、

すべてのスイートとヴィラのベランダには、デイベッドとダイニングテーブルが設えられています。インルームダイニングでの朝食などをオープンエアで頂くことができます。(もちろんリビングにもゆったりとした大きいダイニングテーブルが備えられています。)

バスエリアのツインの洗面台も特徴的。他のラグジュアリーホテルで見かける横に並んだダブルシンクではなく、独立した洗面台が向かい合っているようなユニークなもの。

見た目はミニマルですがすべてが機能的、アメニティなども完璧に収納されています。(スッキリしすぎていて、どこにあるかわかりづらいこともあります。)

また、お風呂のそばには豊富なタオルとお水が用意されています。(タオルが豊富なのは実はホテル滞在で最も嬉しいものです。。)

バスタブはアマン東京と同じ石造り。ヒノキの香りのバスアメニティは、日本伝統の「檜風呂」を彷彿とさせます。豊かな芳香が広がります。バスアメニティはアマンオリジナルです。

また、アマネムのスパエリアには貸切りの温泉もあります。

スイート

スイートは3タイプで違いは部屋からの眺望です。グレードはモリスイート、ソラスイート、ナギスイートの順で高くなります。アマネムは英虞湾の眺望が特筆です。好みももちろんありますが、ナギスイートだとアマネムを最大限に満喫できます。

モリスイート

ダブル99平米1〜3名 植栽豊かな美しい庭を望むお部屋です。

ソラスイート

ダブル99平米1〜3名 海辺に近い 静かな英虞湾を一部見渡し緑生茂る景色を楽しめます。

ソラスイートは寝室とリビングエリアが一続きになっています。

ナギスイート

ダブル99平米1〜3名 絶景のあご湾を一望できるナギスイート

ヴィラ

アマネムのヴィラは眺望の違いで3つのタイプがあります。すべてのヴィラは一棟ごと独立して建っており、日本民家からインスピレーションを受けたヴィラは平均366平米のダイナミックな平屋です。

アマネムのヴィラには、キッチンやパントリーも完備され長期滞在も向いています。各ヴィラ1〜6名まで利用可能でファミリーにもおすすめです。

バスルームは28平米、ベッドルームの外のベランダは30平米ほどです。60平米以上あるリビングには13平米ほどのパントリーが備えられています。ベッドルームは70平米。ワンベッドルームとツーベッドルームタイプのヴィラがあります。

モリヴィラ

プライベートな中庭を有するガーデンビューのヴィラ。織物で作られたブラインドを開くと外の景色を楽しむことができます。広々としたベランダは、日本の縁側を彷彿とし、外の自然とコネクトするような開放的で清々しい雰囲気を感じます。ベランダにはデイベッドやダイニングテーブルもあり、お風呂上がりの夕涼みもプライベードガーデンに出て思い思いに過ごすなど、ゆったりと寛げます。

ソラヴィラ

ソラヴィラは外の緑と英虞湾の一部の眺望を楽しめる光溢れるヴィラです。ベッドルームには29平米のベランダがついています。

ナギヴィラ

アマネムでも最も贅沢なヴィラがナギヴィラです。真珠の養殖いかだが点々と浮かぶ美しい英虞湾全体が見晴らせる絶景ヴィラです。

アマネムのプール

宿から電動カートに乗ってしばらくいくと2,000平米ものスパエリアが現れます。ここにはサーマルスプリング(温泉プール)があり、これがアマネムの売りでもあります。

水着で入れるので一日中ここで過ごすことができます。滞在者だけの至福のひとときです。

スパ、フィットネスもあります。スパは日本の素材、三重独自の素材を用いたトリートメントを受けることができます。体質やその日の体調を聞いて、カスタムメイドでトリートメントを作成してくれます。トリートメントルームにはカップルで同時にトリートメントを受けられるスパスイートももちろんあります。

予約は時間枠だけを取り、内容はその日の気分で選ぶことができるので気楽です。

アマネムのスパの特徴として、水の中で受けるプログラムがあります。

トレーナーとマンツーマンで行うリラクゼーションプログラムで、仰向きで水に浮かび首を支えてもらい、ちょうど赤ちゃんの沐浴と同じような形で、水に浮かびゆらゆらと脱力するリラクゼーションです。完全に意識が飛びます。

お台場にあるヒルトン東京が日航東京だった頃、「Spa 禅 Tokyo」でも同じようなプログラムがありました。

フィットネスでは、基本的なマシンは全て揃っており、ピラティスやヨガのクラスもあります。プライベートやカップルでのレッスンも可能です。

アマンといえば、地域特有の文化や伝統を感じることができるアクティビティがありますが、スパやフィットネスでの体験もそんなアクティビティの一環として様々なリクエストを聞いてくれます。どんなささいな要望でも相談してみると良いです。

アマネムのレストラン

伊勢は、昔から「御食国(みけつくに)」と呼ばれてきました。豊かな海の恵をはじめとして地域特産の食材も豊富です。アマネムのダイニングではこれらの食材とアマンが得意とする世界各国の最高級食材を組み合わせ、五感で感じるようなお料理を提供しています。ダイニングだけでなくお部屋のダイニングでもテラスで清々しい気分を感じながらでの食事でも様々なスタイルで楽しむことができます。人気はトリュフ釜飯です。アレルギー対応はもちろん、好みなども自由に伝え対応してもらえます。最高の食事を頂くことができます。

アマネムへのアクセス

アマネムは伊勢志摩の先端、近鉄で言うと賢島駅の更に先にあります。近鉄賢島駅から車で20分ですが、電車の場合駅まで迎えに来てくれます。

東京から電車だとトータルで4時間くらいです。名古屋まで新幹線で約1時間40分、特急で賢島駅まで2時間ちょっとです。大阪からだと特急利用でで2時間半程です。

車の場合、東京から約6時間30分、名古屋から約2時間20分、大阪から約3時間30分くらいです。中部国際空港からだと約3時間くらいです。

アマンのフィルターを通した伊勢を満喫できる最高級リゾート

アマネムは素晴らしいリゾートです。伊勢という場所にフォーカスして、アマンスタイルで日本民家を昇華させた雲の上の究極の安らぎのリゾートといった面持ちです。滞在したゲストだけが体験できるこの世界観は、世界各国のアマンリゾートのなかでもかなり良いリゾートなのではないでしょうか。

料金も控えめだと思います。温泉の引かれた浴室と広々としたデッキが特徴で、日本の豊かな自然の息吹を目で耳で、触感で、そしてお料理で、体全体で感じることができます。

アマネムのダイナミックなデザインは、日本人が作るより日本らしく、わたしたちの文化の美しさ、豊かさを再認識させてくれます。一番大切な方とできれば連泊でゆっくりと滞在するのがおすすめです。

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