今回は東京のラグジュアリーホテルをまとめて紹介します。
ラグジュアリーホテルとは
「ラグジュアリーホテル」とはどんなホテルでしょうか。Luxury(ラグジュアリー)は英語で、豪華さ、高級な、などという意味ですが、ホテルで使う場合は、「最」高級ホテルを指す事が多いです。
設備などのハード面が高級であることはもちろん、サービスやホスピタリティなどでも目に見えない価値をゲストに提供してくれるのがラグジュアリーホテルです。
正規料金で一泊7万円以上、一休などの宿泊予約サイト利用で一泊4万以上くらいが目安です。
東京のラグジュアリーホテル事情
2017年現在、2020年の東京オリンピックを控え、都内には続々新しいホテルがオープンしています。
ただオープンしているのは正規料金で一泊5万円以下、一休や楽天トラベルなどの予約サイトでは、2〜3万円代のシティホテルがほとんどです。
都内のラグジュアリーホテルの開業は去年、東京・大手町に「星のや東京」がオープンが最後です。
現在開業が決まっているのは同じく東京大手町の皇居の前にできる「フォーシーズンズ」です。(東京駅そばの「フォーシーズンズ丸の内 東京」とは別に、新しくフォーシーズンズができます。)
余談ですが名古屋にはラグジュアリーホテルはありません。名古屋駅前のマリオットは高級ホテルで、個人的にも好きなとても良いホテルですがここはラグジュアリーホテルではありません。
日本では西〜特に沖縄が今後ラグジュアリーホテルが続々と開業する予定です。
東京のラグジュアリーホテル(外資系)一覧
マンダリンオリエンタル東京
香港が拠点の外資系ラグジュアリーホテル。6つ星ホテルです。セクシーでユニーク、多くの人を惹きつけてやまないこのホテルは東京・日本橋にあります。他のラグジュアリーホテルは日本にいくつもある事が多いですが、マンダリンはここだけです。レストランも美味しいお店が多く、日本を代表するラグジュアリーホテルです。
マンダリンオリエンタル東京の料金は、プラン利用で5万円〜。
マンダリンオリエンタル東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
ペニンシュラ東京
こちらもアジア系のラグジュアリーホテルです。アフタヌーンティがとにかく女性に人気のホテルです。miniによる送迎サービスなど独自サービスがあるのが特徴。客室はシックでモダンです。東京日比谷にあります。
ペニンシュラ東京の料金はプラン利用で4万円弱からあります。
ザ・ペニンシュラ東京 1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
アマン東京
世界を代表するラグジュアリーリゾートアマンが、世界ではじめて都心部に作ったホテルです。東京・大手町にあります。高層階からの眺望が魅力。客室は70平米以上と広く、アマンらしく、和のダイナミックな解釈が見て取れるデザインは素晴らしいです。スパエリアなども広々と充実していて、都内ラグジュアリーホテルの中でも最も料金が高いホテルの一つです。
アマン東京は1泊8万円〜ほどです。アマンは正規料金だと一泊20万円からが標準です。
アマン東京〜日本初のアマン – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
リッツカールトン東京
東京六本木にあるミッドタウン東京の高層階に入るラグジュアリーホテルです。ホテル王セザールリッツのフィロソフィーから生まれたホテルで、リッツのホスピタリティは特に有名です。書籍にもなっているので有名ですね。クレドと呼ばれるカードをスタッフ全員常に身につけており、他業種でもリッツのサービス精神を見習いクレドを導入した企業も多いです。
「おかえりなさい」をコンセプトに、プライベートで我が家のようにくつろげるホテルというテーマも、リッツから他のホテルに広まっていったように思います。
リッツのフレンチ「アジュール45」も数年前にリニューアルをして以来ミシュランにもよく登場するようになりました。客室はヨーロピアンテイストから、今後の外国人ゲストのニーズも捉えてジャパニーズモダンの風合いが強いインテリアにリニューアルされました。高層階からの夜景も楽しめる、独特の世界観と静寂を持つホテルです。
リッツカールトン東京の料金はプラン利用で45,000円〜と存在感の割にお得です。ここ数年ディスカウントが目立ちます。
ザ・リッツカールトン東京 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
パークハイアット東京
1990年代に開業したラグジュアリーホテル。西新宿にあります。恵比寿のウエスティン東京や椿山荘東京とともに「日本のホテル新御三家」と呼ばれます。中でもパークハイアットは絶対的な存在感があります。高層階からの眺望と、ニューヨークグリルなどレストランも人気です。2000年前に開業した外資系の高級ホテルのなかでは最も人気があるホテルです。
パークハイアット東京はプラン利用で1泊4万円台からあります。
パークハイアット東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
フォーシーズンズホテル丸の内 東京
東京駅そばのラグジュアリーホテル。フォーシーズンズは北米を拠点にしたラグジュアリーホテルグループです。ゲストの声をひとつひとつ設備やサービスに落とし込み、フォーシーズンズの価値観に昇華させている素晴らしいホテル。世界中のセレブリティを魅了しています。洗練されたデザインと高い機能性を持つ客室が特徴です。フォーシーズンズホテル丸の内 東京は隠れ家のようなホテルで、リピーターも多いです。
フォーシーズンズホテル丸の内 東京の料金はプラン利用で一泊5万円〜 他のホテルがディスカウントしてもフォーシーズンズは値段を下げません。それだけ固定ファンがいるからですね。
フォーシーズンズホテル丸の内 東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
シャングリ・ラ東京
香港系のラグジュアリーホテル。小説に出てくる桃源郷をイメージしたインテリアは神秘的で個性的。豪華な内装は客室だけでなくレストランも同様で、メインダイニングのピャチャーレは都内を代表するデートスポットでもあります。(お味があまりなので個人的にはあまりおすすめはしません。)最近ソフト面に力を入れており、ファンを増やしています。シャングリラのクラブフロアであるホライゾンクラブ宿泊者のみが利用できるクラブラウンジの朝食では都内でも並ばないと購入できない麻布台の『メゾン・ ランドゥメンヌ 』のクロワッサンを頂くことができます。
シャングリラ東京の料金は一泊5万円弱〜 ただ時期によっては4万円からでていることも。ディスカウントプランが他のラグジュアリーホテルに比べて頻繁に出ています。
シャングリ・ラ ホテル 東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
アンダーズ東京
虎ノ門ヒルズの最高階部に入るラグジュアリーホテル。「アンダーズ」はハイアット系の一ブランドで、日本ではここだけです。パーソナルスタイルと家のようなくつろぎをゲストに感じてもらうのをコンセプトにしているブランドです。ホテルのデザインがエッジが効いていて、個性的。もちろん高級感があります。客室、サービス、アメニティー、ロケーション。滞在をひとつのストーリーと見立てた時に、ここはかなり満足度の高いホテルです。個人的にもかなりおすすめです。
アンダーズ東京の料金はプラン利用で1泊5万〜。フォーシーズンズ同様、ディスカウントは少ないです。それでもお客さんがくるいいホテルの証拠です。
アンダーズ東京1〜虎ノ門ヒルズ内のラグジュアリーホテル – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
グランドハイアット東京
六本木ヒルズ内のラグジュアリーホテル。開業から少し経ちますが、固定ファンの多い良いホテルです。ジャパニーズモダンの機能性の高い客室はスタイリッシュで若い人にも人気です。
サービスは気さくで感じがよく、こちらも満足度が高いラグジュアリーホテルです。アンダーズ同様、個性的なオブジェなど、アートも楽しめるホテル。レストランも充実していて楽しく、豊かなホテルです。
グランドハイアット東京の料金は45,000円〜 ここも人気があるので、開業からしばらく経ちますが、あまり大きくディスカウントしません。
グランドハイアット 東京 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
東京ラグジュアリーホテル一覧(日系)
星のや東京
2016年開業した旅館。東京・大手町にあります。縦の旅館をコンセプトにしており、最上階には天然温泉も備えています。週末は満室になるほど人気があります。迫力ある入り口を入ると、廊下からエレベーターまで中はほとんど畳です。触感を大切にしているためスリッパなど履物は用意していません。各階には限られた数の客室しか用意せず、きめ細やかなサービスを提供しています。
開業当時はサービスなどに不満もありましたが、オペレーションが良くなってきており、評判も上々です。泊まり時かと思います。
星のや東京の料金はプラン利用で1泊70,000円〜。天然温泉があるなど都内の他のホテルにはない特徴もあるので、お高くないかと思います。
帝国ホテル
日本を代表する老舗ホテルです。絶対的な存在感、安定したきめ細やかなサービス。手入れの行き届いた客室。プライドがあり素晴らしいホテルです。ホテルオークラ、ホテルニューオータニと共に、「日本のホテル御三家」と呼ばれます。バイキングやホテルのランドリーサービス発祥のホテルでもあります。レストランもレベルが高く、日本人なら一度は宿泊したいホテルです。
帝国ホテルの料金は一泊5万円弱〜。部屋数も多くバリエーションも豊富です。他のラグジュアリーホテルは朝食が美味しくないこともあり、必ずしも食事付きプランをおすすめしませんが、帝国ホテルの場合は、朝食だけでなく、ディナー付きプランもかなり信頼できます。満足度が高いです。
帝国ホテル 東京 ~日本のラグジュアリーホテル – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
パレスホテル東京
皇居の目の前にある老舗のラグジュアリーホテル。安定したサービスとリニューアルした機能性が高く、美しい客室が特徴です。外国人ゲスト、日本人ゲスト、すべてのゲストを受け入れる包容力のあるホテルです。レストランも全体的にかなりグレードが高く、地に足のついた実力のある高級ホテルです。おすすめ。
パレスホテル東京は1泊45,000円〜 もしもパレスホテル東京が外資系ならもっとすると思います。コストパフォーマンスが高いです。
パレスホテル東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
ホテル椿山荘東京
文京区にある美しい庭園に囲まれたラグジュアリーホテル。2012年までは「フォーシーズンズ椿山荘東京」として営業していました。ヨーロピアンテイストの気品ある客室からは春は桜、夏はほたるも楽しめるような都心とは思えない豊かな自然を楽しめます。全客室45平米〜と広々としていてるのも椿山荘の特徴です。都内屈指の広さを持つスパも人気。静岡県の伊東から直送している天然温泉もゲストに人気です。
ホテル椿山荘東京の料金は25,000円〜 山手線の内側で広大な庭園の緑も楽しめかつ45平米以上の広さでこの料金はかなりコストパフォーマンスが良いです。贅沢なビジネスユースにもおすすめです。
ホテル椿山荘東京1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
The Okura Tokyo
神谷町にある老舗ホテル。世界中の賓客、著名人から愛されてきた御三家ホテルの一つです。2019年9月に4年の歳月を経てThe Okura Tokyoに生まれ変わりました。敷地内には高層タワーの「プレステージ」と、従来のオークラの哲学を強く受け継いだ低層の「ヘリテージ」の2棟があります。(ホテルブランドはプレステージとヘリテージとそれぞれ別です。2つのブランドを同時に走らせるユニークな形です。)プレステージは現代的、ヘリテージはしっとりと落ち着いた、プレステージよりさらにワンランク上の位置付けです。
1泊1室の料金はプレステージは4万円〜 ヘリテージは7万〜が目安。
2019年9月開業
The Okura Tokyo
以下は従来のオークラの記事となります。
ホテルオークラ1 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテル
赤坂見附にあるラグジュアリーホテル。スターウッド系の最高級ブランドである「ラグジュアリーコレクションホテル」とプリンスがタッグを組んだホテルで、外資系らしいユニークなデザインと、日本の老舗ホテルグループであるプリンスの安定したサービスが融合してとても高い評価を得ているホテルです。
明らかにこのホテルをモデルにしてリニューアルオープンしている日系の老舗高級ホテルはいくつもあります。
大手が手がけた日系のラグジュアリーホテルで新しいところでは一番おすすめできるかもしれません。
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町の料金は1泊4万円弱〜 アメニティにも凝っており、コストパフォーマンスはとても良いです。
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
ザ・キャピトルホテル 東急
東京・永田町のラグジュアリーホテル。首相官邸の目の前にあります。元は北大路魯山人の料亭「星岡茶寮」があった場所です。政界関係の利用者も多いです。サービスの良さには定評があり、存在感それら含めて質実剛健という言葉がぴったりのホテル。レストランのレベルも高く、正統派の高級ホテルです。日枝神社に最も近いラグジュアリーホテルなため、年末年始は予約困難です。個人的にもおすすめのとても良いホテルです。
ザ・キャピトルホテル 東急の料金はプラン利用で45,000円〜
ザ・キャピトルホテル 東急1〜ホテルのロケーションと概要 – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
東京のラグジュアリーホテルは楽しい
都内のラグジュアリーホテルは個性豊かで楽しいです。都内にホテルが増えてきていることもあり、以前よりもだいぶお得に泊まれることも多いです。もしもまだ宿泊したことがないのなら、外資ならマンダリンオリエンタル東京、リッツカールトン東京がおすすめです。日系なら帝国ホテル、新しいところならザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,ラグジュアリーコレクションホテルがおすすめです。
グレードがもう少し低く料金が控えめのところよりも、気合いを入れてこれらの良いホテルに宿泊するほうが、満足度も高く、経験値もあがるので、結果としてコストパフォーマンスが高くなることも多いです。
関連記事