引用:一休サイト

今回は横浜ロイヤルパークホテルについてです。みなとみらいのシンボル横浜ランドマークタワーの高層階にある高級ホテルです。

このホテルは2017年現在、大阪マリオット都ホテル と同様に、日本で最も高いところに位置する高級ホテルのひとつです。

最上階にホテルのスカイラウンジがあるのですがそこは「70階」です。ホテルの客室は全部で603室あるのですが、52〜66階に配されています。

スカイラウンジ「シリウス」

引用:公式サイト

都心だと20階くらいから高層階ホテルと言ったりしますが、ここはもう別格の高さですね。

横浜ロイヤルパークホテルは1993年に開業しました。開業から25年近く経っていますし、大箱ホテルで今どきの小規模でキメの細かいサービスを売りにしているホテルではありません。

引用:公式サイト

しかしこの超高層階は手堅く人気があります。

レストランやウエディングなど宿泊以外でも多くの人が訪れる、そして訪れたい人も多いホテルだと思います。

ロイヤルパークホテルズについて

ロイヤルパークは三菱地所が運営するホテルグループで、全国に8つのホテルを展開しています。

東京の日本橋(水天宮)のロイヤルパークホテル が本拠地で、開業はここより少し前に1989年です。地に足のついた日系の正統派のホテルといった感じ。

ロイヤルパークホテル ザ 汐留 は同じグループでもデザインがモダンでおしゃれなホテルとして知られていて、若い人にも人気があります。(カテゴリも少し違いますが高級ホテルです)

横浜ロイヤルパークは前者(日本橋のロイヤルパーク)にスタンスや雰囲気は近いです。

ランドマーク内のショップやレストランについて

引用:一休サイト

ホテルの入るランドマークタワーは最近多い複合商業施設で、オフィスやレストラン、ショップが入っています。今現在はオフィステナントに大きな企業などはあまり入っていませんね。

ショップはレディースだと高級なお店としてはFURLAやCOACHくらいでしょうか。それ以外だとスーツケースで有名なSomesonite(サムソナイト)のお店などもありますが、基本的にはABCマートなど郊外によくあるショッピングモールのようなお店が入っています。H&Mはありますがセレクトショップはなく、個性的なお店もないためファッショナブルな感じではありません。

レストランはサラリーマンやOLが昼夜使えるようなチェーン店が中心です。ランチで〜2000円以内、夜は5〜6,000円程度のお店がほとんどです。

ただ、つけ麺や牛タンなど美味しいことで知られるチェーン店はちらほらと入っていてます。一人ごはんで、ある程度のスペックのお味の食事ができるお店はありますね。

記念日などに使えるようなお店はほぼ無いです。会食等に使えるしゃぶしゃぶなど和食はありますが、特にキラリと光る個性のある今時のチェーン店ではありません。

ホテル客室からの眺望

引用:公式サイト

このホテルからの眺望は他では見ることができない絶景です。

ここはお部屋の選び方がポイントになってくると思います。シティービューとベイビューに分かれます。

ベイビューの特徴

客室はシティービュー(市街地側)が多く、ベイビュー(海側)の3倍の部屋数があります。人気があるのは横浜の立地らしいベイビュー側です。

引用:公式サイト

ベイビューは部屋数も少ない上、人気があるので料金も高めになります。

海側にはよこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」などが望めますが、客室の高さがあるためほぼ見下ろす形になります。

(大観覧車高さ112.5メートル このホテルの一番下の客室52階 地上から210メートル)

参考までにヨコハマグランドインターコンチネンタルの観覧車の見え方はこんな感じです。

ヨコハマグランドインターコンチネンタル 17〜24階 デラックスシティビュー(22平方メートル) 

そのため海側のお部屋だと夜の光は少なく夜景としては物足りないですね。

引用:公式サイト

街側のほうが光があって楽しめます。ただ朝の海はきらきらしてきれいです。ルームサービスなどにすればより満足のいく宿泊になります。

シティービューの特徴

引用:公式サイト

部屋数の多いシティービュー(市街地側)は何かの歌にもありましたが、街の光がとてもきれいです。夜景を楽しむならこちら側がおすすめです。

引用:公式サイト

朝はちょっと現実的というかゴミゴミした風景になります。

富士山を楽しむには

引用:一休サイト

富士山が見えるのはシティービューのお部屋です。必ず富士山がみたいとリクエストを入れてください。リクエストした人が優先的に富士山がきれいに見えるお部屋になります。(部屋指定不可でもリクエストしてみましょう。)

客室の高さも大切

引用:公式サイト

一番低い客室で52階、地上から210mです。客室の最上階は66階で14フロアだいたい50〜60mくらい高くなります。

そのため低めの客室だとベッドに寝転んでも夜景(地上に近い光)が見えたりしますが、上に行くと高すぎて空しか見えなくなります。高層階はいいけれど空しか見えないのはちょっと物足りないですよね。そのようなことも考慮して客室を予約するようにしましょう。

おすすめは

汐留のコンラッド東京などでもそうなのですが、ベイビュー、シティービューそれぞれ違った魅力があるので、両方泊まってみるのが一番です。

ただ何度もとまっている人はシティビューを好む人が多いです。

引用:公式サイト

わたしもこのホテルは市街地側のほうが好きです。

はじめての宿泊の場合は次のような使い方もおすすめです。

シティーサイドに泊まり夜景を堪能して、朝7時開店と同時に朝食会場のシリウス(70階)に入店する。

引用:公式サイト

シリウスはベイビューが楽しめるので朝の海はここで堪能できます。

7時に行くのはなるべくクリーンで美しい朝の姿を堪能するためですが、かなり混むのでそれを避けるためというのもあります。(シリウスについては以下のレストランの項目を参考にしてください。)

引用:一休サイト

ただ個人的なおすすめは、(はじめての宿泊なら)なるべく低層階のベイビューを選び、朝食もルームサービスにしてベイサイドを満喫する過ごし方です。

引用:一休サイト

はじめはこの立地にどっぷり身を任せてしまうのが満足度も高く、次につながる質のいい宿泊ができると思います。

横浜ロイヤルパークホテルの朝食

このホテルの朝食ですが、70階のシリウスか68階の四季亭で和食、ルームサービスとなります。おすすめは四季亭の和定食かルームサービスです。レストランについては次の記事をご覧ください。ちなみに四季亭はシティービュー(市街地側)が見えるレストランです。

ホテルの客室

引用:公式サイト

このホテルの客室数は603室です。52〜63階がレギュラーフロアです。

クラブフロアである「クラブ ザ ランドマークフロア」が64〜66階に位置します。比類なき景観は本当に一見の価値があると思います。

引用:公式サイト

客室は、ツイン419室、ダブル158室、ファミリールーム6室、和室スイート1室、スイート19室で、さきほどもお伝えしましたが、シティービューの客室が大半を占めます。

49階にフィットネス・プールなどウェルネス「ランドマークフィットネスクラブ」があります。

ここも日本一(高さが)高いフィットネスになります。フィットネスはクラブフロアや特別階を除いては有料(5,400円)となります。

インターネットは全室無料です。ベッドはアメリカ高級メーカーシモンズベッドを採用しています。ただチェックアウトは11時と早めなのは残念です。

引用:公式サイト

日系ホテルらしい行き届いたサービスは気持ちが良いです。

レギュラー27〜38平米その上はデラックス41〜47平米となります。

コーナーになるとパノラミックな眺望になりますが、ヨコハマグランドインターコンチのような、海側とシティが両方見えるお部屋は残念ながらありません。(窓に張り付けば海側から少し町側が見えます。)

コーナーダブル

引用:公式サイト

フォース(ベッド4台)のファミリールームは57平米と広々しています。

67階は2016年はじめにリニューアルした「Sky Resortフロア」として人気があります。

コンフォートダブル

引用:公式サイト

スタイリッシュな客室デザインとロクシタンのバスアメニティは若い女性ウケがいいですね。(客室は下の「Top of Sky Resortフロア」と同じイメージです。)

引用:公式サイト

リニューアルルームはやはり新しい分、気持ちがいいと思います。上のレギュラーフロアの同じ広さの客室より1〜2万程度高くなります。

客室階として日本一を誇ります。広さやアメニティなど内容は60階と同じ。ただフィットネス・プールが無料になります。料金は60階より5,000〜10,000円以内くらいと大きくは変わりません。(時期やプランによります。)

クラブフロア

クラブフロアは64〜66階に位置します。クラブフロアのメリットはクラブラウンジは65階が使えること、ですね。正直あまりメリットは無いように思います。

ただ記念日には、クラブフロアのエグゼクティブスイート(88平米)がおすすめです。

引用:公式サイト

客室にDVDプレーヤー、ビューバス(お風呂から夜景)、独立したシャワーブース、SABONのバスアメニティがついて70,000円〜です。スイートならクラブフロアの利用価値があると思います。

引用:公式サイト

このエグゼクティブスイートのプラン「朝食・ディナー付き 90,000円〜」などは、色々記念日プランを練る時間が無い時はお得ですしおすすめです。(ディナーは各レストランから選べます。)無難ですがサプライズなどはホテルに相談し委ねてしまいましょう。お相手がホテル宿泊に慣れていなかったり、特段グルメでなければ、こういったプランの利用価値は大です。

クラブラウンジ

引用:一休サイト

クラブラウンジは朝は朝食ブッフェ、コーヒー紅茶日本茶などや、ティータイムは手軽なスイーツを、カクテルタイムにはビールやカクテルをいただきながらイブニングカナッペを楽しんだり、おやすみ前はナイトキャップを頂いたりと気ままに楽しめます。

引用:一休サイト

南西方向に富士山が望め、ゆったりとしたソファでくつろぎのひとときを過ごせます。

クラブフロア宿泊者はこの65階でチェックインチェックアウトが可能です。

レストラン

スカイラウンジ シリウス

引用:公式サイト

西洋料理。ランドマークタワー最上階(70F)にあり、朝・昼はブッフェがあります。雰囲気はかなりがやがやしており、窓際以外の席だと眺望ではなく人が見えます。

朝ブッフェのお料理は、バリエーション重視で質よりも量を満たすことに注力していて、正直あまりコストパフォーマンスがいいと言えません。ランチも同様です。

カクテルタイムから生演奏がはじまり、17時以降は未成年は入場できなくなるため、夜は静かな雰囲気で優雅な時間を過ごせます。ディナータイムは記念日利用が多いようです。生演奏は席によっては聞こえないこともあります。

窓際は人気があるので予約は早めがおすすめです。ただグラスワインなど普通のホテルよりお安くドリンクだけで利用してもいいかもしれません。

70階

営業時間 朝食7:00〜10:00

ランチ  11:30〜14:30(土日祝 ティータイム有り14:30〜17:00)

ディナー 17:00〜22:00(土日祝17:30〜)

カクテル  月~土・休前日17:00~24:00 (日・祝~22:30)

完全禁煙

ランチ 4,000円〜

ディナー8,000円〜

税込みサービス料10%別途

ドレスコード スマートカジュアル 男性の短パン・サンダル・タンクトップなど不可(ジャケット・ネクタイは無くても大丈夫ですが、襟付きシャツが無難です。)

17:00以降未成年入場不可

ル シエール

引用:公式サイト

フレンチ。横浜ロイヤルパークホテルのメインダイニングです。地上276メートル、68階からは横浜市街地側の眺望が望めます。夜は街の光がきらきらしていてムードがあります。内装もエレガントで雰囲気がとてもいいレストランです。

引用:公式サイト

この条件でランチはカジュアルな料金からあるので、満席になることも多いようですね。

お料理はとても丁寧に作られているのですが、お味は特に印象に残るものはないと個人的には思いました。ただ見た目はきれいです。

引用:一休サイト

サービスは悪くはないですが、一流レストランに比べると混んでいるとつかまらないなど、少し物足りない印象があります。

しかし都心にくらべてお安いので、納得できる価格だと思います。やはりここは眺望がご馳走になるので窓際席をおさえるのをおすすめします。

68階
営業時間 ランチ 11:00〜14:00 (土日祝〜15:00)ディナー17:30〜21:00ラストオーダー
完全禁煙 個室あり
ランチ 4,000円〜
ディナー10,000円〜
税込み サービス料10%別途
ドレスコード 店の指定はありません。昼夜襟付きシャツなら問題ないです。夜はジャケットがあれば無難ですが着てない人もいます。

・四季亭

引用:公式サイト

68階の日本料理「四季亭」はホテルの会席料理としては美味しいと思います。

 

引用:公式サイト

お料理も器もお料理があり窓際席を予約すればなかなか良い食事ができます。

引用:公式サイト

お茶室があり別途料金がかかるものの、お抹茶などを個別で頂けて特別感があるので、ここもおすすめです。(ランチ5,000円〜 ディナー10,000円〜)

皇苑

引用:公式サイト

中華料理「皇苑」はディナーでも8,000円程度からコースがあります。ここは横浜ロイヤルパークホテルでは一番ファンの多いダイニングではないでしょうか。ここも68階です。

引用:公式サイト

そばのホテル、ヨコハマグランドインターコンチネンタルの中国料理カリュウもとても人気の中華ですが、カリュウは日本人好みの正統派中華で、この「皇苑」はヌーベルシノワ的です。

ひねりを加えることで食材の違った個性をうまく引き出していると思います。こういったお店はあまり美味しくないことも多いですが、ここはベースがあり、普通に美味しく頂けます。

引用:一休サイト

このあたりを代表する二つのホテルとも中華が一番人気ダイニングです。いずれにしても横浜の中華はスペックが高いですね。

お味だけならもっと美味しい中華が中華街にたくさんあります。でもこちらはホテルならではのサービスや眺望があるので気持ちよくお食事できます。

鉄板焼 よこはま

引用:公式サイト

地下1階にあります。 内容からみて都内の高級ホテルの鉄板焼より2割くらい安いと思います。

引用:公式サイト

お肉はその時々で変わります。スタンダードな鉄板焼きでサイドメニューも普通に美味しいです。料金が安めなので満足度も高いです。(ランチ5,000円〜ディナー12,000円〜)

その他、「カフェフローラ」(地下1階)は7:00〜15:00まで営業という変わったカフェです。カジュアルにサンドイッチなどが楽しめます。地階なので穴場で空いていることが多いため、上のレストランでお子さんが騒ぐときなどはここに来ると楽かもしれません。

ホテルのメインバー「ロイヤルアスコット」は2階にあります。英国調のオーセンティックな雰囲気のバー。メインバーではめずらしく全席禁煙で、店外(ホテル外)の喫煙スペースを利用します。営業時間は17:00〜23:30まで。土日は14:00〜16:00はティータイムになります。

▶︎一休レストラン プラン一覧

サービスのよい高層階のいいホテル

引用:公式サイト

ここは横浜らしい、素敵なホテルです。眺望はもちろんですが、日系のきちんとしたサービスも気持ちがいいです。ベイブリッジや海、きらめく市街地に富士山を見渡すロケーションなど眺望の魅力に客室の方向は迷ってしまいますが、できればゆったりどちらかを堪能し、もう一度訪れて違う側を楽しんでみるのがおすすめです。

部屋の向きだけでなく、こんな眺望が見たい、などどんどん相談してみるといいと思います。お得なプラン利用でもかなり色々と要望を聞いてくれるホテルだと思います。

引用:公式サイト

ブッフェは人気のため少しざわざわしているので、あまりおすすめはできませんが、このホテルの名物でもあるため、滞在中ドリンクだけででも1度利用するといいかもしれません。ダイニングは個人的には日本食と中華がコストパフォーマンスが良くおすすめですが、アニバーサリーなら68階フレンチ→70階シリウスでドリンク、という流れがきれいかもしれません。

オズモールレストラン

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横浜ロイヤルパークホテル 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-3

みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩7分

JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩5分

駐車場 1,550円/一泊