今回は鬼怒川金谷ホテルのレストランやシガーバーなど館内の施設についてです。
ホテルの概要や客室・温泉についてはこちらの記事をご覧ください。
鬼怒川金谷ホテル1〜ホテルの概要と客室・温泉について – 高級ホテル・ラグジュアリーホテルで至福の時間
金谷流懐石〜和敬洋讃
引用:公式サイト
鬼怒川金谷ホテルのお食事は、洋のテイストを取り入れた月替りのオリジナル懐石です。
地場の旬の食材を少しづつ贅沢に使い、なるべく品数を多くしているのもここの料理の特徴で、調味料に関しても地元の今市のお味噌や醤油などを積極的に取り入れています。
引用:公式サイト
地場の食材は鮮度も高く、その土地の自然に育まれたエネルギーをダイレクトに感じられるから最も体によく栄養素も高いだけでなくエナジーもあふれています。
引用:公式サイト
ここでは「金谷流懐石〜和敬洋讃」というコンセプト通り、和の食材を中心としながらも、洋のエッセンスを取り入れたソースをあしらったりとかなり大胆なコース展開もあり、ワインと一緒にその世界に酔うのも素敵だと思います。
引用:公式サイト
形にとらわれない金谷流のスタイルにはプライドも感じます。コース料理のほかにも地元「とちぎ和牛」の溶岩焼きなどの一品料理も豊富です。
頂く側も枠にはまらず自由に楽しみたい、そんなディナーです。
日光の名産「ゆば」を心ゆくまで堪能する
引用:公式サイト
また、日光の名産品といえば「ゆば」ですが特別メニューの「ゆば懐石〜渓流水明〜」もおすすめです。ゆば懐石は、直接ホテルに宿泊と一緒に申し込む必要があります。
引用:公式サイト
鬼怒川の美しい水、ゆばや旬の野菜を合わせた鬼怒川らしい懐石料理はとてもヘルシーです。女性やお年寄りにもおすすめです。
日光の”ゆば”は京都の「湯葉」と違い「湯波」と書きます。
作り方に違いがあり、京都の湯葉は加熱した豆乳を一重に引き揚げるのですが、日光の「湯波」は二重で引き揚げます。
引用:公式サイト
京都で湯葉はお料理の脇役になることが多いのですが、日光の湯波は弾力があって主張があります。そのため「揚巻湯波」のようなお料理に代表されるようにお料理の主役として食卓に並ぶのです。
鬼怒川金谷ホテルの「湯波懐石〜渓流水明〜」は通常ディナーのようにその時々によって献立が変わります。鬼怒川の豊かな自然にはぐくまれた四季折々の食材と湯波を使ったコース料理はぜひ堪能してみたいですね。
引用:公式サイト
湯葉懐石の宿泊プランについてはホテルに直接問い合わせてみてください。
(鬼怒川金谷ホテル宿泊予約センター電話 0120-12-9999)
好きなスタイルで楽しめる夕食
引用:公式サイト
このホテルでは夕食シーンを選ぶことができます。
かつて麻布にあった「西洋膳所 ジョンカナヤ麻布」を再現したダインングです。
ダイニングは窓の外の木々や池を望む「ガーデンダイング」
引用:公式サイト
開放的な雰囲気が気持ちよい「テラスダイニング」
引用:公式サイト
天窓から光が差し込みリラックスしたムードで食事やお酒を楽しめる「プライベートダイニング」
引用:公式サイト
この3つのシーンにわかれます。
もちろん旅館らしくお部屋でゆったりディナーを頂くことも可能です。
引用:公式サイト
ダイニングではライブ感のあるワゴンサービスもあり、ワインなどお酒とともに楽しめる金谷流の懐石料理を好きなシーンでいただけます。
プライベートダイニングでは大切な人とゆったりと食事を楽しみたいですね。
こちらはガーデンダイングです。
引用:一休サイト
お席によって表情が異なり面白いです。
誰も案内されない席
引用:公式サイト
ガーデンダイニングにはどのゲストも案内されない古びたダイニングテーブルがひとつだけあります。背もたれには金谷家の家紋「笹竜胆」(ささりんどう)の日光彫があしらわれた椅子が印象的です。
このテーブルは「ジョンカナヤの席」とされています。
引用:公式サイト
これはジョンカナヤに長男が生まれた際に特別にオーダーしものだそうです。
ガーデンダイニングのなかで凛とした姿で佇んでいます。ここに残されたのはホテルスタッフの思いもあります。ジョンカナヤはこのホテルの開業のために力を尽くしていましたが、ホテルの開業まで自分の命が続かないことを悟りこのダイニングテーブルをホテルに移したといいます。
その後ホテルが開業し、残されたスタッフはこのテーブルに座りジョンならどうするか、を考えたのだそうです。
そしてこのテーブルはここに配され、ジョンカナヤの指定席として残されています。
ジョンカナヤの意志は受け継がれホテルすべてのテーブルセットはすべてオーダーメイドで用意されているのだそうです。
こちらはラウンジです。大きく開放的な窓からは鬼怒川の渓谷を望みます。
引用:一休サイト
ラウンジは、四季折々の自然を楽しむのにふさわしいテラス席や、暖炉を囲んだエリアなどに分かれ、思い思いにくつろぐことができます。
ここではお茶やコーヒーなどを無料で頂けます。
また、ダイニング食を利用の場合に限り、このラウンジでの食前酒のサービスと食後のスイーツのおもてなしを受けることができます。
伝統的な部屋食もいいのですが、堪能するならダイニング食を選択するのがおすすめです。
シガーサロンとショコラバー
引用:公式サイト
ジョンカナヤの理想が詰まったこのホテルはさまざまなパブリックスペースがあります。
シガーサロンもその一つ。ジョンカナヤのトレードマークは葉巻だったといいます。
引用:公式サイト
持ち前の行動力で、日中はホテル経営のために奔走し、日が暮れるとその日1日をシガーをゆっくり嗜みながら振り返るのが彼の日課だったといいます。
引用:公式サイト
“This fleering momentー”
葉巻を片手に彼がつぶやいた言葉だそうです。
煙のように過ぎ行くひとときに思いを馳せる、そんな時間をゲストにも感じてもらいたい、そんな思いとともにこのサロンはあるような気がします。
大人の隠れ家のような雰囲気で、好きなお酒とともにゆったりシガーやタバコを楽しめるスペースで、ギャラリースペースにはオールドノリタケのコレクションや、アンティークのゲームテーブルなどが置かれていてゆるやかな時間を演出しています。
引用:公式サイト
ホテルには女子にはとくに嬉しいショコラサロンがあります。
引用:一休サイト
温泉地では珍しいですよね。
引用:公式サイト
東京恵比寿にある人気のショコラトリー「ジョンカナヤ恵比寿」と同じショコラが販売されていて、ここではショコラをコーヒーや紅茶、アルコールなどとともに楽しめます。
このショコラはジョンカナヤが欧米ではワインと一緒に楽しむものとして、家族のためにお土産で持ち帰ってきたものがはじまりだそうです。
引用:公式サイト
「こんなショコラを日本でも広めたい」と彼はいつも周囲の人に話していたといいます。
パッケージはスタイリッシュなデザインで素敵です。お酒に合わせても楽しめるような甘さを抑えたショコラも多く、男性へのプレゼントにも最適ですね。
ジョンカナヤの思いが息づく鬼怒川金谷ホテル
引用:公式サイト
鬼怒川金谷ホテルは東京から車で2時間半で来れるラグジュアリーリゾートです。
ここでは観光はいらないくらい、おもてなしや気持ちのよい時間で満足できてしまう貴重なホテルだと思います。
引用:公式サイト
このホテルのフィロソフィーのひとつに「老舗は常に新しい」というものがありました。
ここはある意味ガウディの建築のようです。ジョンカナヤの美学を体現しようといまもなお努力していて、それはきっと完成はしないのだと思いますし、完成してはいけないのかもしれません。
引用:公式サイト
一見するとノスタルジーに傾いていそうなのですが、サービスもいいですし、設備も最新のものを取り入れ客室も洗練されています。「金谷流懐石」が名物なので、オーベルジュのような面持ちもあり、お料理を楽しみに伺うのも素敵だと思います。温泉もありますし、至れり尽せりの宿だとおもいます。
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