今回はザ・キャピトルホテル 東急 のレストランについてです。(※2021年8月現在、一部営業縮小、時間変更あり)

このホテルの概要と客室の記事はこちらです。

ザ・キャピトルホテル東急1〜ホテルのロケーションと概要
ザ・キャピトルホテル 東急2〜客室とスイート、クラブフロア

北大路魯山人の「星岡茶寮」とザ・キャピトルホテル東急のレストラン


引用:公式サイト

ザ・キャピトルホテル 東急のレストランを語る上ではずせないのは、もともとこの地には、美食家・北大路魯山人が主催した超有名な会員制の料亭「星岡茶寮」(ほしおかさりょう)があった、ということです。

星岡茶寮はステータスのある料亭として当時(大正時代)から政財界で人気を集めていました。

ザ・キャピトルホテル東急が単にホテルとしてではなく、この地にもともとあった文化風習といった部分からも政界と深いつながりがあるということですね。

北大路魯山人は美食家・陶芸家・書道家・・芸術家として知られていますが、なによりも人物像で語られることが多い人です。

(1883〜1959 京都府 京都市出身)

北大路魯山人について数々の逸話が残されていますが、美食家としては特にフランスの『トゥール・ダルジャン』で出された鴨を「ソースが美味くない」といって否定し、持参したワサビ醤油で食べたことで有名です。

天衣無縫で問題児であったことから、スティーブジョブスがAppleを一度追い出されたように、料亭の主催者であったにも関わらず、北大路魯山人は星岡茶寮からいずれ追放されてしまいます。

とはいえ、北大路魯山人の飽くなき食へのこだわりは本物です。その流れを受け継いだザ・キャピトルホテル 東急のダイニングについて、以下ご紹介していきたいと思います。

オールデイダイニング「ORIGAMI」


引用:公式サイト

ホテルのオールデイダイニングの『ORIGAMI』オリガミです。


引用:公式サイト

お店の名前がとても素敵ですね。

レストランは柔らかな自然光と水庭に面した心地の良い空間です。


引用:公式サイト

ホテルのオールデイダイニングというとカジュアルなところも多いのですが、ここは歴史を持つ日系ホテルの正統派といった面持ちで高級感があります。

お料理はフレンチベースのクラシカルな欧風料理です。コースはもちろん、アラカルトも充実しています。


引用:公式サイト

奇をてらわないスタンダードな味付けのものが多く性別や年齢を問わず、どのような方を連れて行っても、それなりに満足できるところがオリガミの良い部分だと思います。


引用:公式サイト

通常のコースのほか、プリフィクスのコースがあるので、選ぶ楽しみもあり女性には嬉しいですね。名物のローストビーフのカッティングサービスはエンターテイメント性があり、ソムリエおすすめのワインと一緒に楽しく頂くのもおすすめです。


引用:公式サイト

ここは安倍晋三さんも好んでよくいらっしゃるレストラン(後述の『水簾』『星が岡』も)でもあり、サービスが素晴らしいです。

いつ訪れても同じレベルで、大切な方をお招きしたり、記念日のお祝いにも安心して利用できます。


引用:公式サイト

ワインなども含め全般的にリーズナブルな料金で、ほっとできるような美味しい食事をいい雰囲気と上質なサービスの中楽しめる素晴らしいレストランです。

ランチはブイヤベースが名物ですね。


引用:公式サイト

また、旧キャピトル東急時代から引き継がれる伝統メニュー(パーコー麺・インドネシア風フライドライス)もここで提供されています。

排骨拉麺(パーコーメン) 2,860円


引用:公式サイト

インドネシア風フライドライス 2,490円


引用:公式サイト

伝統あるメニューはインルームダイニング(ルームサービス)でも楽しむことができます。

また、ホテルとして有名なのがホテル特製の『バナナブレッド』です。ORIGAMIでは、バナナブレッド付きのお食事プランもありますし、手土産にも最適です。(このホテル伝統のバナナブレッドについては後述のペストリーブティックをご参照ください。)

『ORIGAMI』3階 営業時間 6:30~23:00

一休レストラン

日本料理「水簾(すいれん)」


引用:一休サイト

ザ・キャピトルホテル 東急のメインダイニングです。

ロビーから渡殿の美しい水の空間をを抜けると庭園の豊かな緑に囲まれた“離れ”のようなスペースが現れます。


引用:公式サイト

懐石料理を頂くメインスペースを中心にお寿司を頂くカウンターと鉄板焼きを楽しめるエリアに分かれています。

メインスペース


引用:公式サイト

寿司カウンター


引用:公式サイト

鉄板焼きエリア


引用:公式サイト

スタンダードな和食で、お料理ひとつひとつがとても丁寧に作られていて好感が持てます。

和食のホテルダイニングとして味はかなり上のランクだと思います。


引用:公式サイト

サービスは外資系のラグジュアリーホテルにあるようなユーモアのある粋な接客とは言えませんが、とても丁寧でいい塩梅の距離で接してくださいます。

おすすめはここでしか楽しめない日本酒「水簾」です。


引用:一休サイト

他の銘柄の日本酒、ワインなどももちろんありますが、かなり美味しいので嫌いでなければお料理と一緒に頂いてみると良いかもしれません。

お祝いや接待に最適な個室も充実しています。

3階 11:30~15:00/17:30~22:00

一休レストラン

中国料理「星ヶ岡」


引用:公式サイト

個人的に都内のホテルの中華ではここが一番好きです。

ORIGAMIや水簾と同様に、ここも丁寧な仕事をしていてメニューは豊富ですがお味がいつも安定しています。


引用:公式サイト

味つけは少し濃いめかもしれません。

「日本人が好む」に真正面からピントを合わせた広東ベースの王道中華料理、といった感じです。(四川系のメニューも結構美味しいと思います)

看板メニューの『ふかひれの姿煮』はお嫌いでなければ、一度試して頂きたいです。


引用:公式サイト

高級食材を使った料理も多いですが、餃子などもとても美味しいので試す機会があればぜひおすすめです。

レストランの雰囲気は重厚感があり、落ち着いています。


引用:公式サイト

サービスの質も安定していて、記念日等なら余裕綽々(しゃくしゃく)といった感じで、安心して誰かを連れて行けると思います。

ホテルの中華なので当然ですが個室も充実しており、様々なシチュエーションで利用できるので、自分のレストランのリストに入れておいて損はないと思います。

星が岡のランチ。点心に特化したランチメニューもあります。


引用:公式サイト

ワインリストなどもあるので、躊躇することなく色々とオーダーしてみるといいと思います。


引用:公式サイト

土日祝には伝統のオーダー形式のバイキング『スペシャルトリート』を開催しています。ザ・キャピトルホテル 東急の名物とも言えるバイキングです。


引用:公式サイト

全メニュー100種類から好きなものをオーダーできます。上記の『ふかひれの姿煮』も一人一皿限定ですが、注文可能です。

2時間制で一人12,000円とバイキングにしては高めなのですが、料金相応のもので人に自信を持っておすすめが出来るものです。


引用:公式サイト


引用:公式サイト


引用:公式サイト

一休プランから予約するとワンドリンク無料(1,200円)が付くのでおすすめです。

一休レストラン

2F 11:30~15:00/17:30~22:00

ザ・キャピトル バー


引用:公式サイト

ザ・キャピトルホテル 東急のメインバー。

隠れ家、という表現をよく使いますが、ここが本当の隠れ家なのではないでしょうか。


引用:公式サイト

いつも席にゆとりがあり、音楽や周囲の会話に邪魔されずお酒やシガーを楽しめます。


引用:公式サイト


引用:公式サイト

旧キャピトル東急の「李白」の流れを受け継いでいますが、こちらは重厚感というよりもコンテンポラリーな雰囲気です。

ロビー吹き抜けに面したハイカウンターと庭園を眺めるソファー席という二つのシーンがあり、目的に応じて使い分けが可能です。


引用:公式サイト

わたしはあまりお酒は得意なほうではないのですがここで1杯目にグラッパを頂く事が多いです。

ソファー席はゆったりしていて友人などとお酒を楽しむにはいいと思いますが、恋人同士だと席が遠いので他のホテルのバーをチョイスしたほうがいいかもしれませんね。


引用:公式サイト

また女性を連れて行く場合、シガーやタバコを楽しむ方も多いため、あらかじめ煙のあまりこないソファー席を予約しておくのがベターです。

かつて宿泊したビートルズの資料などが残されているライブラリー的な空間もあるので、そういったものが好きな方にもおすすめです。

また、ここでは『オリガミ』で作った温菜、冷菜をいただくことが出来るのが嬉しいです。


引用:公式サイト

16時から開いているのもこういったオーセンティックなバーではめずらしいのですが、食事するほどでもない時にここで軽めに食べられるのは、用途が広がりますね。

4階 16:00~24:00

ラウンジ「ORIGAMI」


引用:公式サイト

メインロビーから続く吹き抜けの空間にあるラウンジです。テーブル間にゆとりがあり、窓からの緑が心地よく、開放的でゆったりした雰囲気のラウンジです。


引用:公式サイト

お待ち合わせから軽い商談、女性の方のティータイムなど用途は広いです。

ここではコーヒー・紅茶をはじめ、ハーブティやホテルメイドのスイーツなど楽しめます。


引用:公式サイト

ペストリーコーナーも併設しており、特製のバナナブレッドやオリジナルのドーナツ、ホテル人気の角食パンやケーキ、焼き菓子セットなど、お茶のついでに購入することができます。


引用:公式サイト

別記事でご紹介するザ・キャピトルホテル東急のスパ「カージュラジャ ティアド」とアフタヌーンティがセットになったプランもあり、女性には嬉しいです。


引用:公式サイト

3階 10:00~22:00(L.O.21:30)

ペストリーブティック「ORIGAMI」


引用:公式サイト

地下鉄からのアクセス至便なロケーションにあるペストリーブティックです。


引用:公式サイト

ホテル特製の『バナナブレッド』をはじめ、自家製パンやケーキ、また『巣はちみつ』など、ホテルメイド以外の厳選アイテムも取り揃えています。


引用:公式サイト

1本に完熟バナナを2本使用しているホテル特製『バナナブレッド』


引用:公式サイト

1963年『ORIGAMI』創業当時から愛され続けている味です。バターを使用せずに、バナナの風味を生かしたレシピは40年以上変わりません。ご贈答の際には予約がおすすめです。

ザ・キャピトルホテル 東急のレストランのまとめ


引用:公式サイト

キャピトルホテル東急のレストランは高級ホテルの中でもお味のレベルは高め。歴史あるホテルなので安心できます。派手さはありませんが落ち着いた雰囲気なのでゆったりと食事が楽しめます。

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ザ キャピトルホテル東急
東京都千代田区永田町2-10-3
地下鉄「国会議事堂前」駅6番出口直結

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