引用:一休サイト
今回は、マンダリンオリエンタル東京のスイートについてです。また、大人数(4人など)で宿泊する場合や長期滞在にもおすすめのコネクティングルームについてもお伝えします。
ホテルの概要・アクセス・通常のゲストルームについては以下をご覧ください。
前回の記事:マンダリンオリエンタル東京1
マンダリンオリエンタル東京のスイート
引用:一休サイト
マンダリンオリエンタル東京のスイートは全22室(2019年7月現在)。日本の金融の中心地である日本橋室町にふさわしい「究極の和」を表現したスイートです。
スイートは、プレジデンシャルスイート、オリエンタルスイート、マンダリンコーナースイート、マンダリンスイート、エグゼクティブスイートの6つのタイプがあります。スイートは居心地がよく連泊や長期滞在にもおすすめです。
プレジデンシャルスイート
マンダリンオリエンタル東京で一番グレードの高いスイートルームです。一泊150万円程。
引用:公式サイト
プレジデンシャルスイートは36階、宿泊フロア最上階に位置し、広々としたリビングからは西側(富士山側)の眺望を望みます。また東京湾側も見渡せます。
大きなダイニングテーブルをしつらえたダイニングルーム、開放感のある美しいリビングルーム、そしてスパ仕様の優雅なバスルームを備えた1ベッドルームタイプのスイートです。
引用:公式サイト
ユニークなアートが魅力
「朝起きた時に東京の公園の中にいるような気持ちのよい気分を味わってもらいたい」という思いを込めてデザインされたリニューアル後のプレジデンシャルスイートはグリーンをベースにしたユニークなデザイン。
引用:公式サイト
ボタニカル調のオブジェがいたるところにあり、可愛らしく創造性豊かなスイートです。「繊細なニッポンの和」を前面に押し出した他のスイートや客室とは趣が異なります。
引用:一休サイト
前回の記事でも書きましたが、マンダリンオリエンタルは各界の著名人に大変人気があるホテルです。世界中の最高級ホテルに泊まり慣れた目の肥えたゲストを満足させるだけのクオリティ、日本のマンダリンとして打ち出した最上のスタイルがこれだということでしょう。
テレビは77インチ、65インチ、49インチの4K HDR TVが設置されています。IPTVで好な映像を楽しむことが可能。音響設備は「Dolby Atmos」のサウンドフォーマットが完備されており、映画館さながらの映像と音を満喫することができます。
リニューアル前はリビングには大きなテーブルが置かれていたのですが、パーツごとに複数の小さめのテーブルを設置することでその場所にあった楽しみ方ができます。
引用:一休サイト
映像なら大きなソファでゆったりと、奧のテーブルではお茶やボードゲームを楽しんだり、など飽きることなく過ごせるように工夫されています。
ダイニングは枝の間から陽の光が差し込むのをイメージしてデザインされています。
引用:公式サイト
ベッドルームは木々の間から空を見上げるようなアートが施されているのが特徴です。ベッドはキングサイズのデラックスタイプのものが設置されています。
通常スイートは2人までですが、ツインのお部屋とコネクティンクも可能。その場合”300平米を超えるスイート”として利用できます。
その他、バーキャビネットやライブラリーも設置されています。ここがマンダリンオリエンタルであること考えると、コストパフォーマンスはとても良いのではないでしょうか。
オリエンタルスイート
オリエンタルスイートは広さ100平米を誇る1ベッドルームスイートです。ベッドはキングタイプ、33階から36階に位置します。
引用:公式サイト
眺望はシティービューでお天気が良ければ壁一面に広がる大きな窓から富士山の姿を眺めることができます。このスイートは外国人にも人気があり、平日でも埋まっていることが多いです。
壁のアートと柔らかい色合いの客室は、特に日が沈む前の時間はムードが大変良いです。和紙を用いた繊細なランプシェードは行灯をイメージしています。日本らしいアシンメトリーのデザインを見ていると逆にマンダリンに日本の伝統工芸の技術や美しさを教えてもらっているようで、日本の美意識の高さにハッとします。
このお部屋のレイアウトは使いやすいですね。
引用:公式サイト
ベッドの脇にはデイベッドがあり、リビングの窓のそばにも小さなテーブルが置かれており、プレジデンシャルスイートのリビング同様に、居心地よく設計されています。長期滞在にもおすすめです。
ベッドルームはコーナーにあり、2面の窓からはダイナミックな都心の眺望を楽しめます。通常の客室のコーナールームと違って、リビングは一面窓、ベッドルームからは2方向の眺望をと、両方楽しめるのが特徴です。
マンダリンオリエンタル東京の醍醐味を満喫できるおすすめのスイートです。
引用:公式サイト
ヘッドボードには満開の藤棚が装飾されています。とても上品です。意匠を凝らしたデザインが大変美しいです。
こちらはバスルームです。
引用:公式サイト
広々とした重厚な作りのバスルームです。バスタブに浸かりながら高層階からの東京の街並みを眺めることができ大変快適です。
なお、お子さんがいる場合、デザインに凝りすぎて、小さい子がいるとあぶないお部屋もラグジュアリーホテルは少なくないのですが、これくらいしっかりとした重厚な作りで広々としていると逆に安心できます。
なおマンダリンオリエンタル東京のスイートはコネクティングルームが用意されているので大人数での宿泊にも対応可能です。
マンダリンコーナースイート
こちらはマンダリンコーナースイートです。
引用:公式サイト
。広さは100平米シティビュー、または東京スカイツリー方面を見渡すスイートです。
30階から32階に位置するので、先ほどのマンダリンオリエンタルスイートよりは下の階層にあります。
(このスイートはシャングリラホテル東京のスイートをなんとなく思い出します。)
引用:公式サイト
このスイートの特徴は、天井から床までの一面窓がなく、その分、窓がいくつもあるのと、角部屋で二方向の眺望を堪能できるようになっています。
このマンダリンコーナースイートも意匠を凝らしたデザインで、金箔を施したヴィトリン(冷蔵庫)が設置されています。中にはまるまる1個のメロンがウェルカムフルーツとして入っており、宿泊の際、お部屋で美味しくいただくことができます。
なお、マンダリンのスイートは、この金箔や銀箔のヴィトリンが設置されているのが特徴です。テレビは55インチと49インチの4K HDR TVがリビングとベッドルームそれぞれに設置されています。
こちらがベッドルームです。広々としていて美しいです。
引用:公式サイト
夜になるとダイナミックな東京の光を満喫できます。
引用:一休サイト
バスルームも細長いレイアウトです。
引用:公式サイト
窓からは外を見渡すことができます。広さは先ほどのオリエンタルスイートと同じなのですが、レイアウトによってだいぶ印象が異なります。
コーナールームはわくわくするものですが、このマンダリンコーナースイートは、大変素敵なスイートではありますが、優しくないというか、他のスイートに比べるとすこし使いづらいレイアウトかと個人的に思います。
マンダリンスイート
マンダリンスイートは100平米の1ベッドルームスイートです。
引用:公式サイト
広さは、先述のオリエンタルスイート、マンダリンコーナースイートと同じですが、このスイートは居住エリアにスペースを広く取っており、バスルームが少し狭いのが特徴です。
引用:公式サイト
マンダリンコーナースイートは金箔のヴィトリンでしたが、マンダリンスイートは”銀”箔です。これらのヴィトリンも箔職人がひとつひとつ手がけています。
余談ですが、マンダリンはこのように様々な素材を使っており、見て、触れてができるので、子供の美意識を育てるのにも大変良いと思います。
L字に取られた広々としたソファーの真ん前には一面の窓。マンダリンスイートは西側の眺望で、天候が良ければここから富士山を望みます。
階層は30〜32階で先ほどのマンダリンスイートと同じ階層にあります。
こちらはマンダリンスイートのベッドルームです。
引用:公式サイト
広々としたベッドルーム。ベッドに寝転んでも外の眺望を楽しめますが、脇のデイベッドでもよりダイナミックな眺めを満喫できます。マンダリンスイートのベッドルームはシンプルでクリーンな印象です。
マンダリンスイートのバスエリアはデラックスルームと同じタイプです。深めの丸いバスタブが特徴。
引用:公式サイト
前述のスイートはダブルシンクが横並びでしたが、こちらのスイートは場所がずれているので、忙しい朝は女性はゆっくりお手入れができるようなレイアウトで使い勝手は良いです。
引用:公式サイト
エグゼクティブスイート
エグゼクティブスイートは、東京湾やシティビューの少し小ぶりのスイート(マンダリンオリエンタル東京で最もカジュアルな価格帯のスイート)広さは90平米。
引用:公式サイト
そして角部屋にあたります。階層は30階のほか、33階〜客室最上階の35階まで幅があります。また、エグゼクティブスイートは東側の眺望と西側(富士山側)があるため、宿泊の際は、希望エリアをリクエストするのがおすすめです。
エグゼクティブスイートは全体的にシンプルでクリーンなデザインです。よくも悪くもマンダリンっぽい癖がないと言いますか、他のラグジュアリーホテルにあるコンテンポラリーデザインに近い雰囲気です。
引用:公式サイト
コーナールームにあたるためベッドルームも2面窓。
引用:公式サイト
窓の脇のチェアに腰掛けて気分を変えてお茶を飲むのも良いですね。
エグゼクティブスイートはコーナールームですが、バスエリアは正方形タイプなので総合的に使いやすいスイートです。
エグゼクティブスイートは一番カジュアルなスイートルームですが、リピーターも多く人気です。
引用:公式サイト
エグゼクティブスイートはレイアウトが少し独特です。ベッドルームからのみバスルームにアクセス可能です。個人的には安心感があるというか好きなレイアウトです。
パウダールームも広々としています。室内なので外は見えませんが、とても居心地のよいバスエリアです。
引用:公式サイト
コネクティングルームについて
引用:公式サイト
上記でも書きましたが、大人数で宿泊する場合にも柔軟に対応してくれます。デラックスルーム(通常の客室)でももちろんコネクティングは可能で、ご家族などでの長期滞在にも使用可能です。パーフェクトペア2ベッドルームは、東京スカイツリー(東側のシティービュー)のコネクティングルームです。
このタイプのコネクティングルームは、デラックスコーナー(50平米)とデラックス(50平米)を合わせ、100平米(スイートと同じ広さ)を誇る客室として利用できます。デラックスルームの特徴については、こちらの記事をご覧ください。
イルームダイニングについて
マンダリンオリエンタル東京のような優雅なホテルはお部屋で食事を楽しむのが特におすすめです。朝食のアメリカンブレックファストは、ベーカリーアイテム二種と、北海道産のバターや蜂蜜、自家製のジャムが添えられます。
北海道産の低脂肪乳を用いたカスピ海ヨーグルトも美味。卵料理はもちろんお好みで、ローストしたトマトとポテトが添えられます。ドリンクにホットチョコレートがチョイスできるのが女性には特に嬉しいですね。
卵料理の人気メニュー、エッグベネディクトは、ずわい蟹とアボガドのオランデーソースが特徴。もちろんホワイトオムレツなどヘルシーにタンパク質だけ摂取したい方にも対応してくれます。サイドディッシュはベーコンやほうれん草のソテーやベイクドビーンズなどスタンダードなメニューです。
手軽なコンチネンタルブレックファストはパンが三種になります。季節のフルーツプレートやシリアルがついてヘルシーです。フレッシュジュースはマンゴーやグリーンジュースなどの他に、人参と生姜をミックスしたジュースもあり女性には嬉しいです。
アメリカンブレックファストやコンチネンタルブレックファストで選べるパンには、トーストやベーグル、プレーンなクロワッサンやイングリッシュマフィンなどのほか、ホールウィートのパンやバナナブレッド、ブルーベリーマフィンやマンダリンらしくマンゴーの入ったブリオッシュなどバリエーションも豊富。朝からこれらを選ぶのは楽しいです。
シリアルはプレーンなコーンフレークや定番のオールブランのほか、イチジクの入ったオーガニックのクランチやグラノーラなどバリエーションも豊富です。ウィータビックスもあります。添えるミルクの選択肢にはもちろん豆乳もあり、ヘルシーな朝食を組み立てられます。
個人的にはマンダリンは和食がおすすめです。
定番のだし巻き卵や焼き海苔、おしんこにお味噌汁のほか、焼魚はいつもの焼鮭のほかに白身魚が選べ、健康意識の高い外国人エグゼクティブがよく宿泊するラグジュアリーホテルらしいです。
旬のフルーツが品よく添えられ、和朝食は栄養バランスも良いです。食後のお茶は緑茶やほうじ茶のほかに、ジャスミンティーがあるのが香港系のホテルらしい特徴ですね。
朝食のアラカルトでは、メロンやキウイといったフレッシュジュースやきゅうりとほうれん草やジンジャーを入れたグリーンスムージーなどもあります。またミルクとアイスクリームを使ったミルクシェイクといった少しジャンクなメニューも自分にご褒美ステイにはおすすめ。
これらのメニューは24時間オーダーできるので、海外からのゲストや時差ボケなどがあるときなどにはありがたいです。
クラシックな朝食メニューとしては、ベーグルやパンケーキ、フレンチトーストなどがありますが、これらは午前6〜11時までしかオーダーできないので注意したいです。
引用:一休サイト
マンダリンオリエンタル東京のフレンチトーストはシナモン風味。メープルシロップとフレッシュベリーにホイップクリームを添えたもの。典型的な幸せな朝ごはんです。
スモークサーモンのベーグルはキャビアをトッピングできるのも高級ホテルらしく素敵です。
グルテンフリーパンケーキ(卵不使用でヴィーガンにも)やお粥、香港系の焼きそばもあります。(ベジタリアンメニューなども提供時間は6〜11時頃となっています。)
グランドメニュー
グランドメニューは洋食をベースに、中華、和食とバリエーション豊富です。
ブルグル麦のタブーレサラダは、クスクスに、きゅうりやトマト、赤玉葱、にコリアンダーやレモンドレッシングで和えたもの。爽やかな一皿で個人的におすすめです。チキンやエビ、スモークサーモンなどのトッピングを選べ、オリジナルのサラダを作ることも可能です。
クラシックバーガー(4180円)も大変おすすめです。こういった高級ホテルのデラックスなハンバーガーは近年定番化していますが、マンダリンオリエンタル東京のハンバーガーもとても人気があります。
動物性の食材を一切使っていないビーガンバーガーもあります。ビーガンバーガーは、ブラウンライス、セイタン(グルテンミートのこと)、豆腐を使い、アボガドやマカデミアナッツでコクを出したハンバーガーです。これにスチームした野菜が添えられます。
また、グルテンフリーの和牛バーガーもあり、現代の食の多様性に対応した幅広いメニューとなっています。
メインディッシュには鶏胸肉のステーキもあります。オプションでライスやスチームほうれん草などが選べます。
ホテルに泊まると食生活のスタイルが変わってしまうのは悩みどころだったりします。
糖質制限している人も普段の食のスタイルを壊さずステイできるのは嬉しいですね。
マンダリンオリエンタル東京 スイートのまとめ
引用:公式サイト
今回は、マンダリンオリエンタル東京のスイートとお部屋での食事のメニューについてお伝えしました。マンダリンオリエンタルはお部屋のデザインに色(個性)があるのが特色です。スイートはより優雅で、素晴らしいホテルステイが楽しめます。
記事に書いている通り、客室もスイートもお部屋はなるべく正方形のレイアウトが動線がよくおすすめです。眺望は個人的には朝の光が気持ちがよいため東側が好みですが、スイートの上位クラスが西側の富士山側に配置されているため、それを考慮してお部屋を選ぶと良いです。
マンダリンはレストランも有名ですが、インルームダイニングもおすすめです。グランドメニューの洋食はわりと大味というか外国人向けだなと感じることが多いのですが、和食は美味しいと個人的に思います。
次回はマンダリンオリエンタル東京のレストランについてお伝えします。
次の記事:マンダリンオリエンタル東京3〜レストラン
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マンダリンオリエンタル東京
東京都中央区日本橋室町2-1-1
最寄駅
地下鉄三越前駅A7出口直結