今回は2019年8月11日にオープンした箱根ゆとわについてです。

箱根ゆとわの概要

箱根ゆとわは小田急リゾーツの新しいホテルです。ここはもともとバブル期にゴッホの絵を落札したことでも知られる安田火災の保養施設です。立派な建物で壊すのがもったいない、ということでリノベーションして生まれたホテル。

デザインはMUJIHOTELや目黒のデザインホテル「CLASCA」などを作ったUDSが手がけているのもポイント。UDSをは小田急が今年買収しました。
UDSは京都のゆとねなどもそうですが、古い建物のリノベーションを非常に得意としています。
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箱根ゆとわの雰囲気

箱根ゆとわは20代、30代の方にとくにおすすめのホテルです。友人同士、カップル、若いご夫婦の箱根ステイに良いと思います。

ニュアンス的には少し「星のや富士」に似ています。

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恵まれた広々とした施設内にはライブラリーや歩きまわれて自由に過ごせる空間がたくさんあります。

そういったパーツ、パーツに居心地のよい空間を作り出していて、非常に今どきのクリエイティブな空間になっています。

贅沢なのは自家源泉があること。中庭にはそれを活かした足湯や焚火炉あり楽しいです。

客室は東棟、西棟のホテル棟(全62室)以外に、キッチンを完備したコンドミニアム棟があるのが箱根ゆとわの一番の特徴ですね。

箱根ゆとわの客室


ツインルーム 保養所を彷彿とさせる感じでかなりシンプルですが、ベッドはなにげにシモンズです。
箱根ゆとわには、16平米のシングルルームから、コンドミニアム棟で2世代、3世代でもゆとりある宿泊ができる72平米のお部屋などがあります。

シングルルームは1万円以下でステイ可能。お風呂がなく大浴場を利用する形式になっているのは、もともとの保養施設の空間をそのまま活かしているからですが、
廉価で良い施設に宿泊できるので非常にコストパフォーマンスは良いです。

コンドミニアム棟はキッチン付きなので、長期滞在や、健康管理のために自分で食事を作りたい人にも最適で非常に魅力的です。

そしてコンドミニアム棟は源泉かけ流しのビューバスがあります。強羅ではここだけです。

お風呂は温泉です!

なおホテルの名前「ゆとわ」は湯と人とをつなぐ「和」の意味。個人的にはUDSらしいなと思うのですが、ここの手掛けるホテルは使う人の居心地の良さを、ユーザー目線できちんと考えられているのが特徴なので、ファミリーにもカップルにもおすすめです。

ゆとわの温泉


楽天トラベル  貸切風呂

箱根ゆとわの温泉は、泉質ナトリウム-塩化物泉です。弱アルカリ性低張性高温泉で、美肌にも効果的です。源泉は二ノ平温泉。

露天風呂はありません。ビジターも1日1200円で利用可能です。

大浴場営業時間13:30~24:00 / 6:00~9:00

(宿泊者のみの入浴時間は6:00~9:00と17:00以降です。)

個人利用できるプライベート風呂もふたつあります。(要予約)

箱根ゆとわの朝食・レストラン

楽天トラベル    朝食ブッフェ

箱根ゆとわはユニークな仕組みになっており、夕・朝食付きの宿泊プランは「オールインクルーシブ」という考え方に基づき、朝食とディナーその他ドリンクすべて組み込まれています。そのため館内での飲食はすべてフリーです。

宿もですが食事も少し公共施設の食事っぽいです。(農協の運営するレストランのような感じ。)

楽天トラベル  金目鯛の煮付け

ホテルや旅館のこだわりのすごく美味しい食事とまではいかないけれど、この料金でこの施設と食事なら、とかなり満足できるレベルです。

箱根ゆとわのロケーション


ホテルの最寄駅は、箱根登山鉄道「強羅駅」から徒歩約5分です。

箱根ゆとわは、傾斜地の多い強羅エリアで駅から平坦な道でアクセスできる好立地にあるのも素晴らしいです。歩くのが大変な高齢者の方などにもおすすめですね。

駐車場は62台。彫刻の森美術館など箱根の観光スポットにも近いです。

箱根ゆとわのまとめ

箱根ゆとわは公共施設を利用したカジュアルホテルのイメージです。
しかし本当に立地、設備面は作りがしっかりしていてきちんとしていると思います。お部屋ですが、コンドミニアムはよいけれど、普通のツインのお部屋などは、保養所だったんだろうな、と若干思ってしまうシンプルなお部屋です。
こだわらなければよいですが、気になる場合は、みんなでコンドミニアムに泊まりましょう。
コストパフォーマンスがとてもよく満足度は高いので、個人的には非常におすすめです。

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箱根ゆとわ
神奈川県足柄下郡箱根町強羅 字強羅1300-27
最寄駅
強羅駅から徒歩5分