今回は2014年に虎ノ門ヒルズに開業した高級ホテルアンダーズ東京についてです。
アンダーズ東京は 西新宿のパークハイアット東京や、六本木ヒルズ内にあるグランドハイアット東京と同じ、Hyatt Hotels and Resorts(ハイアットホテルアンドリゾーツ)が手がけるホテルブランドの一つです。
グレードは高い順に
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- パークハイアット
- アンダーズ
- グランドハイアット
といったところでしょうか。
ご覧の通り、アンダーズはデザイン性が高い高級ホテルブランドです。
ホテルのある虎ノ門は国政の中心とも近く、かつ近くには愛宕神社や浜離宮があり江戸の文化を感じるエリアでもあります。
徒歩圏内にある愛宕神社は400年の歴史を誇ります。
ホテルは虎ノ門ヒルズの47〜52階に入居しており、地上階にもレストランとショップを展開しています。
通りに面したペストリーショップのエクレアはアンダーズ東京のシグネチャースイーツ。
手土産にも最適。
この辺りはリッツや日本橋のマンダリンオリエンタル東京などと同じ展開の仕方ですね。
アンダーズ東京のコンセプト
ブランド名でもある「アンダーズ」とは、ヒンディー語で「パーソナルスタイル」を意味します。
ホテルのコンセプトは「友人の家のような自由でバリアのないくつろぎをゲストに提供する」
その為レセプションや名札といったものがありません。
チェックインもホテルマンの方が来てくれるので手続きの手間や緊張感を感じることもなく、まさにストレスフリー。
ハイアット系ホテルは他の外資系のホテルグループに比べてサービスレベルは高く満足度も群を抜いています。
いくら豪華でサーブされるものが素晴らしくてもサービスがだめだとすべてが台無し…
そんな不満を一切抱くことのない素晴らしいホテルです。
ホテルのデザインですが、今どきホテルの流行でもある和ベースのシンプルモダン。
しかしアンダーズ東京は非常に個性的でアバンギャルドです。
ホテルのアートが見逃せない
ホテル随所で見かけるアートワークがちょっとすごい。
エレベーターの中で見ることができる和紙アーティストの永田哲也さんの作品 。
和菓子の木型を使っているそうですが、和紙で作られているのがまず驚きで、今にも動き出しそうで目が釘付けになってしまします。
和紙の質感や光の当たり具合によって変わる影や表情 狭いスペースで見るには勿体ないと素人には感じてしまいますが、切手の世界と同じく計算されつくしたアートワークなのでしょう。
パークハイアットのエレベーターでも斜め上を見上げると例のオブジェがありますし、ハイアットは遊び心に富んでいて素晴らしいです。
好き嫌いが分かれそうな大胆な作品を内装に取り入れるのは、やはり大衆向けではなく限られたゲスト向けのホテルだからでしょう。
ラグジュアリーホテルの色気を感じる部分です。
ホテルへ続く通路も素敵。
日常の喧騒から離れ、自分や大切な人とのスピリチュアルな時間へと続く廊下。
贅沢に和紙が張り巡らされています。
ホテル随所で見かける「格子」はどこか懐かしい雰囲気。
和のデザインの印象がありますが、スペインのグラナダでよく見かける アラベスク模様も彷彿とさせます。
作り手の様々なインスピレーションが交差しているようで美しいの一言。
やっぱりこのホテルは大変ユニークです。
これだけ個性的なアートをひとつにまとめるのことはなかなかできません。
宿泊者が無料で利用できるアンダーズラウンジ
ただ宿泊するだけでは終わらない。
アートだけでも見応えのあるホテルです。
次回はアンダーズ東京の客室についてご紹介します。
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アンダーズ東京
東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ
地下鉄銀座線虎ノ門駅1番出口から徒歩約5分