今回は2016年12月に京都にオープンした高級旅館京小宿 室町 ゆとね についてです。
京小宿 室町 ゆとねの概要
古都・京都で室町時代以前から続く室町通に誕生した京都町家の風情を残した隠れ宿のような佇まいが素敵です。たった7室の贅沢なお部屋と季節を感じる京野菜を作った本格的な懐石料理を楽しめます。小学生入学前の子は利用できないので、とても落ち着いた雰囲気です。
京小宿 室町 ゆとねへのアクセス
京小宿 室町 ゆとねの最寄駅は地下鉄烏丸線「五条駅」です。駅から徒歩5分と便利な立地にあります。
JR京都駅からタクシーだと10分、1,000円程度なので移動もスムーズです。送迎サービスなどはしていません。
車の場合、名神高速道路「京都東インター」から7km、「京都南インター」からは約5kmです。
烏丸(からすま)五条から北に350m行き、松原通りを西に入り、三筋目を南(左折)50m行った左側です。ですがこの宿には駐車場はないので、パーキングを利用しましょう。
祇園に近く便利なロケーションです。
京小宿 室町 ゆとねのチェックインは14〜19時半です。チェックアウトは11時。
京小宿 室町 ゆとねの客室
客室はわずか7室です。全室檜風呂付で、アメニティは高級ホテルに多数取り入れられているロクシタンのシトラスバーベナシリーズとアメニティ類は充実しています。お部屋はすべて禁煙です。
こちらは白藍(23.3平米)のお部屋。
2階のダブルベッドの和室です。町家をうまく活かしたインテリアが素敵。
京小宿室町ゆとねのベッドは米・シモンズ社製のたっぷりとした厚みのあるマットレスです。シーツはするりとした肌触りのフルコーマ糸を使った上質なものを使っています。寝心地は最高です。
こちらは薄桜(30.9平米)1階の広々としたお部屋です。
ツインのゆったりとしたお部屋は居心地もよくカップルでの宿泊にもおすすめ。1階なので外に抜ける雰囲気もあり、より京都らしい風情を感じるお部屋です。ただ木造なので上の音が結構聞こえます。隣のお部屋の音もやはり聞こえることも。
お部屋のお風呂は檜風呂で、全室洗い場付きバスで快適です。
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デザインがユニーク。吉野窓のような日本伝統の丸い窓なのですが、ちょっとエキゾチックで不思議な雰囲気。
なお、リネン類は上質で、バスタオル・フェイスタオル、ワッフル地のボディータオルはすべて高級エジプト綿を使用しています。バスローブはもちろん全てのお部屋に用意されています。
常盤(33.6平米)は3名まで宿泊できる宿で一番大きなお部屋です。
全客室にハンガーラックがあり、デジタル置時計もあり、雰囲気は存分に味わいながらも機能性もしっかりあって過ごしやすいです。客室内にはノンカフェインのコーヒーやハーブティーがあって眠る前にいただくのに最適。もちろんインターネットは無料です。
なおこの宿のベッドはダブルは160cm幅のクイーンサイズ、ツインの場合は110cm幅のベッドが2台です。このクラスの宿なら180cm幅、120cm幅欲しいと個人的に思いますが、天井が低い日本らしい建物なのでベッドが大きいと圧迫感があるからかもしれませんね。
京小宿 室町 ゆとねは一泊朝夕食付き45,000円程度〜 です。直前割や素泊まりなど格安のプランもあります。
ライブラリー
日本の宿らしいパブリックスペースとしてライブラリーがあります。ゆず茶やルイボスティー、夏には麦茶があり自由に楽しめます。オセロやチェスもあり、オセロ、トランプ、UNO、折り紙はお部屋持って行って遊ぶこともできます。
お庭も素敵。
日本の庭は季節ごとに表情を変えます。自然を、庭というひとつの小宇宙に見立て縁側を設えて楽しもうとした日本人の感性は素晴らしいと思います。
京小宿 室町 ゆとねの朝食
宿の朝ごはんです。朝食は部屋でなく食事処でいただきます。丁寧に下ごしらされたこういったお料理は体に沁みてきます。朝食であっても器も楽しめますね。
朝食は、7:30、8:00、8:30、9:00から開始時間を選びます。事前にお願いすれば7:00からも可能です。出発が早い場合などは、3日前までに相談しましょう。
料亭 一祥瑞
京小宿 室町 ゆとね内の料亭。お夕食も朝食もこちらでいただきます。席はすべて椅子、テーブル席で外国人や年配の方も利用しやすいです。
夕食開始は20時が最終です。お料理は旬の食材を活かした京料理です。四季折々の京都の風土を感じられるような豊かな食材を楽しめます。料理長特選会席を選ぶと事前予約で肉料理へ変更できます。それ以外は割とあっさりとした上品なお料理が並びます。献立は月替わりです。
お味は丁寧に取られたお出しが食材の旨味を引き出しておりとても美味しいです。オーベルジュと言えるほど、食へのこだわりはあるお宿です。ただ、お酒のラインナップは少なめです。お料理は見た目ももちろんお皿との色合いの妙を楽しめます。
お料理については説明を聞いてひとつひとつ味わいながらいただくのがやはり楽しいです。サービスが宿としてもとてもいいので酔っ払ってできあがるとそのまま部屋に帰ってバタンで、かなり気持ちがいいかと思います。
京小宿 室町 ゆとねのまとめ
シンプルながらもひとつひとつツボをおさえた宿でレベルは高いです。アメニティ類のこだわりなどが、女性にも好評です。女将さんの女性目線が活きている宿です。ゆったりと暮らすように過ごす、をコンセプトにした宿はとても静かで(木造で周囲の音は聞こえますが)落ち着きます。料金も良心的なのでとてもコストパフォーマンスは良い宿です。
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